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コラム

CEO
COLUMN

2024/09/01

【CEO COLUMN Vol.3】

いまさら聞けない!プロジェクトマネージャ(PM)とプロダクトマネージャ(PdM)の違いとは?

皆様、こんにちは。株式会社DNTI代表取締役社長の西村です。
今回のCEO COLUMN第3弾では、デジタルトランスフォーメーション(DX)を支えるうえで欠かせない役割である、プロジェクトマネージャー(PM)とプロダクトマネージャー(PdM)の違いについてお話しします。

DXが進む現在、PMとPdMの役割を正しく理解し、それぞれの強みを活かした人材配置をすることが、事業の成長において決定的に重要です。
両者の違いを明確に理解し、事業推進のために最適なチームを構築することこそが、DXプロジェクト成功の鍵になります。この機会に、PMとPdMの役割を改めて見直し、ビジネスに最適な人材戦略について考えていきましょう。

プロジェクトマネージャー(PM)とは

プロジェクトマネージャー(PM)は、特定のプロジェクトの計画から完了までの全体管理に責任を持つ役職です。PMの主な使命は、プロジェクトのQCD(品質、コスト、納期)を確保し、スムーズに進行させることです。

PMは一般的に、プロジェクトの進行状況をリアルタイムで把握し、複数のエンジニアチームや関係者との調整を行い、予定通りに進むよう管理します。つまり、チームの進捗管理や品質管理を行いながら、ゴールを目指して最適なパフォーマンスを引き出すことが求められます。

プロダクトマネージャー(PdM)とは

プロダクトマネージャー(PdM)は、ビジネス、テクノロジー、ユーザー体験の3つの視点を統合し、付加価値のある製品やサービスを企画・提供する役割を担います。PdMは、DX戦略やサービスの初期アイデアから関わり、事業戦略と市場ニーズを踏まえた製品やサービスの方向性を決定します。PdMは単なるサービス提供にとどまらず、サービスの成長と継続的な改善を見据えた視点で事業価値を創出するリーダーです。

PMとPdMの主な違い

PdMとPMの違いは、役割の幅とその範囲にあります。

役割の範囲

 PM:プロジェクトの進行管理とQCDの確保、チームの進捗管理
 PdM:サービスやプロダクトの立ち上げと成長戦略、ビジネス、テクノロジー、ユーザー体験の統合

求められるスキル

 PM:プロジェクト管理、進捗調整、品質管理
 PdM:DX戦略策定、新規サービスアイデアの創出と実行

役割の開始タイミング

 PM:プロジェクトの計画段階から完了まで
 PdM:サービスアイデアや事業戦略の段階から 

PdMはプロダクト全体に対して戦略的に責任を持ち、ビジネスの成長に直結する視野を持ちます。

一方、PMはプロジェクトの管理者として、日々の進行とQCDの確保に責任を持ち、プロジェクトの目標達成に注力します。

PMとPdMの役割理解の重要性と人材配置

DXプロジェクトでは「DX人材の不足=PMの不足」と誤解されることがよくあります。しかし、PMとPdMがそれぞれの役割を全うすることで、初めて事業としての成果が生まれます。

PMは、定められた要件に基づきQCDを守ることが主な役割です。
一方、プロダクトの継続的な改善やサービス戦略の立案など、事業に付加価値をもたらす活動はPdMの役割となります。PdMには、ビジネス、ユーザー体験、テクノロジーに対する深い理解が求められるほか、特にSaaSやDX分野での実務経験が重要視されることもあります。

プロジェクトを円滑に進め、事業価値を最大化するためには、適切な人材を適切な役割に配置することが不可欠です。DXプロジェクトを推進する上でPMとPdMの役割を正しく理解し、戦略的な人材育成と配置を行うことが、企業にとって重要な鍵となるでしょう。

CEO COLUMN 総括

いかがでしたでしょうか?
今回のCOLUMNでは、PMとPdMの役割の違いについてお伝えしました。改めてそれぞれの役割やスキルセットの違いを認識することで、DXプロジェクトの成功確率を高めることが可能です。
適材適所に人材を配置し、私たちの企業が持続的な成長を達成するためにも、この違いを念頭においた人材戦略を実施していきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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