株式会社DNTI

波と人生をサーフする
大先輩の話を聞きに茅ヶ崎へ

Master Business Architect川鰭とBusiness Architect長島がお互いのこれまでのキャリアを振り返りながら、DNTIにジョインした理由や、これからやりたいことについてセッションします。
長島:川鰭さんとは物流の自社事業立ち上げをご一緒させて頂いていますが、実はあまりこれまでのご経歴をちゃんと聞いたことがない気がします。改めてにはなりますが、これまでの経歴を伺っても良いですか?
川鰭

私はもうかれこれ30年前くらいになりますが、某外資系コンサルティングファームでキャリアを始めました。今でこそ飛ぶ鳥を落とす勢いの某社ですが、当時は従業員100人弱の小さな会社でした。今みたいに働き方改革とかが叫ばれているような時代ではなかったので、なかなか労働環境やコミュニケーションがハードな感じだったのをよく覚えています。
私は幸いにも当時の上司に気に入って貰えていたので、なんとかやって行けていました。当時は会計関係のプロジェクトが多かった中で私がいたチームは物流や在庫関連などの当時としては新しいテーマの案件をデリバリーしていたので、大変だったけどとても良い経験になったのを覚えています。

長島

川鰭さんと同時期の某社出身の方とは何度かお仕事させて頂いているのですが、その頃の某社出身の方って現在の外資ITの世界で要職についていることが凄く多いので、我々の世代のコンサルタントからする伝説の世代という感じです。その分、働き方に関しても色んな逸話を伝え聞いています。笑

川鰭

働き方に関する逸話は色々あるよね。例えば、私はずっと茅ヶ崎に住んでいるのですが、千葉方面の案件で毎日タクシーを使って帰っていた際は、タクシー配車の電話口で私の名前を伝えただけで、長距離(千葉から茅ヶ崎まで)の客だとタクシー運転手がみんな覚えているので、取り合いになっていたらしいです笑。当時と言えどそこまで毎晩遅くまで働いててタクシーで千葉から茅ヶ崎まで帰る人なんていなかったですからね。

川鰭泰洋
Master Business Architect
長島 傑人
Business Architect
長島

そんな昔から茅ヶ崎にお住まいだったのですね。我々の仕事柄、都心に出ることが多いので茅ヶ崎にお住まいなのは不便ではないですか?今日のクロストークも茅ヶ崎で実施してますが、久しぶりに来てみて良いところだなーとは思いますが、そんなに昔からお住まいだったのですね。

川鰭

茅ヶ崎はサーファーの街なのだけど僕自身も昔っからのサーファーなので、海の近くに住みたいんですよ。あとはサーフィンは僕にとって趣味であると同時に生き方なのだけれども、サーファーの世界では"波のある時に波乗り出来る奴が偉い"みたいなヒエラルキーがある。サーフィンって当然ながら波がないとできないでしょ?でも波って仕事の都合とかにまったく関係なく起こる。
だから、いつ起こるかもわからない波に乗るためには、結局自分の人生とか仕事にイニシアチブを持って、時間をマネージできる立場であることが望ましい。
だから、サーファーって自分の時間をコントロール可能な自分でビジネスをやっている、または経営者的な立場の人の割合が高いんだよ。僕の人生のモットーも"自分の人生(仕事)のイニシアチブは自分で持つ"だから、茅ヶ崎にいる人たちとの波長が合うっていうのもずっと茅ヶ崎にいる理由かもしれない。

長島

"自分の人生(仕事)のイニシアチブは自分で持つ"というのは凄くわかります。僕も大手ファームを辞めてベンチャーに飛び込んだり、スタートアップの役員をしたりと色々やりましたが理由はまさにこれなんですよね。コンサルの仕事は当たり前ですが、意思決定権はクライアントにあるので、ある意味絶対にイニシアチブを持てない。コンサル会社から事業会社に行く人も多いですが、多分みんな同じような思いがあるのだと思います。

川鰭

私の場合も同じでコンサルタントとしてある程度のところまで行った後は事業会社に移りました。物流会社の新規事業担当役員、菓子材料ベンチャー企業の社長、リテールベーカリー人事総務法務情報システム担当役員など事業会社のボードメンバーとして仕事をしてきました。

長島:そういったご経歴の中でどうしてDNTIにジョインされたのですか?
川鰭

事業主体としてなのかコンサルとしてなのか立場の違いはあるけど、やってきたこと(やりたいこと)はずっと困っている経営者を助けるということ。それが今はたまたまコンサルという形をとって助けているという感じ。ただコンサル自体は正直、DNTIでなく個人でもできる。DNTIには企業ではなく業界を変えるようなもっとスケールの大きなことをするためにジョインした。業界を変えるような仕組みを実現するのは個人の力だけじゃ難しい。逆にDNTIに集まってきているメンバーとならそれが出来るかもしれないと感じてDNTIにジョインした。

長島

確かに今、川鰭さんとご一緒させて頂いている物流関連の事業も、その他の自社事業も業界の根本課題の解決を目指していますね。昨今のスタートアップの新サービスとか見てても、初期リリース時点や立ち上げ時点からすでにサービスのクオリティやフィナンス、オペレーションが凄くしっかりしているものも多いので、初期段階からきちんとチームとしてサービス構築していかないと太刀打ちできないと思うので、業界を変えるにはチームの力が必要というのは凄く共感します。

川鰭

ここまで僕の話が中心だっけけれども、長島さんはどうしてDNTIにジョインしたの?

長島

川鰭さんと同じように業界を変えるような事業だったりサービスを志す上でDNTIという異能が集ったチームが魅了的だなと思ったのと、あとは社長の西村さんですね。前職で少しだけお仕事したことあるのですが、あらゆる人を巻き込んで味方にする力が凄くて、某海賊漫画の主人公みたいな人だなと思ったのを覚えています。DNTIという異能チームと西村さんの特殊能力をいい意味で上手く使わせて頂いて、何か面白い事業、サービスを立ち上げたいなというのが入社の動機ですね。

川鰭

なるほどねぇ。西村さんは最初の会社の先輩で、長い付き合いなのだけど確かに昔から人たらしだなぁ。

長島:このクロストーク、締め方がだんだん分からなくなって来たのですが、最後に今後DNTIでどんなことをしたいか言って締めにしましょう。
川鰭

コンサルティングを経営者支援や企業支援と捉えるのであれば、個人でやりたいしやるべきと思っているし、そのような素養・知見・経験を持つ者の仕事と思う。コンサルティングを業界の変革や社会へのイノベーションと捉えるのであれば、個人ではなくファームとしてそれぞれ独創的な力量を持つ人間の化学反応/掛け算で行われるべきだし、そうでないと対応できない。なので、
①DNTIという組織では上記後者のイノベーションに貢献したいと思う。欲張りかもしれないけれど、イノベーションを目指して事業主体を立ち上げ、その現場でファームにいる若いコンサルタントに事業推進の喜怒哀楽の経験を積んでもらい、個人で経営者支援や企業支援ができるような、そんなファームにしていきたい。
②自分たちのファーム運営の全てがビジネスの種であるような運営を行いたい。自分たちが出来ないことを外部に提案するのは自己矛盾のはずなので、率先垂範を旗頭に、全ての業務が売り物であるような、そういう意識を持つ仲間とファーム運営を考えていきたい。

長島

面白い事業、サービスを立ち上げたいというのもそうですがDNTIを面白い組織にするというのにもチャレンジしたいですね。会社のカルチャーを作っていくというのはこのタイミングの組織ならでは醍醐味だし、会社の今後10年、20年を考えるとかなり重要なことなので積極的に関わって行きたい。普通のコンサル会社みたいな真面目な感じにしても差別化できない中でDNTIらしさはなんなんだろうというのを突き詰めてみたいですね。明確な答えが良くも悪くもない領域なのできっと西村さんは自由やらせてくれるから楽しいと思うのです。

本日はありがとうございました。

(取材協力)サザンビーチカフェ